2020.06.10
裏側矯正(リンガル矯正、舌側矯正)について
日本橋はやし矯正歯科 総院長の林一夫です。
今回は、当院が得意とする裏側矯正の
- 裏側矯正の人気の理由とメリット
- 裏側矯正のデメリット(今や解消されているものも!)
- 裏側矯正の装置、治療の進化
について説明いたします。矯正を検討中の方はぜひごご覧ください。
裏側矯正の人気の理由とそのメリット
裏側矯正が人気なのは、何と言っても「矯正装置が表側から見えない」ことにつきます。
そのため矯正中でも
- 普段と変わらず人とお話できる
- 矯正していること自体を人に知られずに済む
などというメリットがあります。
人から「矯正してるんだ!どうして?」など質問されるのが面倒臭い!という方も実際にいらっしゃいます。普段の生活の些細なストレスを減らすのはQOLの向上にとても大切です。
裏側矯正にもデメリットはあります
では裏側矯正はいいことばかりなのか?というと、もちろんデメリットもあります。
そのデメリットの理由は「表側矯正に比べて技術的に難しい」ことにより、
- 治療期間が長期化しやすい
- 治療費用が割高になる
ということです。
3Dデジタル矯正で裏側矯正のデメリットを解消できました
上記に挙げた「治療期間の長期化」を、最新の3Dデジタル矯正で解消いたしました。
治療期間の長期化を解消
裏側矯正の治療の長期化の大きな理由に「治療ステップが多い」ことがありますが、これを専用のカスタムワイヤーが解消し短期化。表側矯正と遜色ない治療期間を実現しました。
※治療期間とステップの短縮について詳しくは以下をご覧ください。
コラム:カスタムワイヤーが裏側矯正の治療期間短縮を実現しました
治療費の値段の割高を解消
ですので
3Dデジタル矯正による裏側矯正装置の進化
「裏側矯正は装置が口の中でとても邪魔!」だと思われている方もいらっしゃいますが、それは昔のイメージかもしれません。
矯正装置や技術も日々進歩しています。ここではその具体例をご紹介します。
技術の進歩により装置のサイズが小型化
こちらは約30年前に一般的に使われていた裏側矯正の装置です。
装置がとても大きいのでお話するのはもちろん何もしていなくてもお口の中の違和感がかなりあったそうです。
それもあり、昔は裏側矯正をする人がとても少なく「矯正といえば表側装置」のイメージが定着したのだと思います。
こちらが現在、世界トップシェアの日本製の裏側矯正装置です。
こちらの製品です。
「矯正といえばアメリカが本場」なのに意外かもしれませんが、日本のメーカーさんの技術力の高さは誇らしいですね。
昔の矯正装置に比べてはるかに小さい!
上記の写真を見比べて頂くと、その大きさの違いは一目瞭然です。
この小型化のおかげで、お口の中の不快さが激減し、裏側矯正を希望される方が激増しています。
患者様のQOLを維持向上させるため、治療はできるだけ快適な状態の中で行われなければなりませんので、こういう技術開発はとても嬉しいものです。
裏側矯正治療中の様々な工夫も進化しています
また、そのほかにも様々な工夫が凝らされています。例えばこちらの写真です。
このピンクの丸の部分をよくご覧ください。外側に小さな歯のようなものが見えますね。
これは歯を抜いた(抜歯した)部分の外側にダミーの歯を設置して、隙間が目立たないようにという工夫なのです。
特に裏側矯正のような「見えない矯正」を希望されている方にはこういう工夫はとても嬉しいと喜ばれます。
患者さまの「どうありたいか」の気持ちに応える
これだけで「歯が抜けてる」ように見られないということは患者様はとても安心され、普段の生活の不安がとても小さくなります。
矯正治療というと矯正することばかりが意識されがちですが、治療中の患者様の生活の質を守ることは矯正歯科医の非常に重要な仕事のひとつなのです。
以下の関連コラムもぜひお読みください。
コラム:カスタムワイヤーが裏側矯正の治療期間短縮を実現しました
参考資料(サイト)
裏側矯正は日本の矯正専門医が得意とする分野です。
https://www.ajodo.org/article/S0889-5406(10)00851-6/abstract
今回は裏側矯正についての様々なお話をさせて頂きました。
日本橋はやし矯正歯科では最新の技術で裏側矯正の治療をさせて頂いております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。